女医の子育てと投資と色々

アラフォー女医。投資超初心者、勉強中です。

確定申告の季節に思うこと

確定申告、医者のほとんどはしているのではないでしょうか。

 

常勤先一本だけで生活ができているなら確定申告をする必要はないのかもしれませんが、ほとんどの医者はバイトをしているはず。そしてバイトをすればする分だけ税金が増えるので、それをなんとかしようとふるさと納税iDecoをはじめ、毎年この季節には確定申告をしなければいけないというプレッシャーに悩まされるのです。

 

とはいえ、私は確定申告がそれほど嫌いではありません。

というのも還付金が毎年いつも戻ってくるからで、ちょっとした楽しみでさえあります。

 

キャッシュフロー的観点から言えば、お金を先に取られて後から戻ってくるよりも、先に貰いすぎて後から取られる方が良いのでしょうが、実際確定申告で追徴課税がくるとしたら、確定申告へのモチベーションはゼロを通り越してマイナスになるでしょう。だからまぁいいのです。

 

しかしそれにしても税金は重いです。

がつんと人の財布からお金を分捕っていきます。それも合法的に。恐ろしい仕組みです。

それなのに、高額納税者というレッテルをはられるとほとんどの恩恵がなくなります。都心で生きていく分には全然十分な年収ではないのに。児童手当はゼロになり、保育料は10万近くまで跳ね上がり、自治体制度でただになるはずのあれやこれやにも出費がかさみます。

医者の給料は時間給とか日給で、日雇い労働者みたいにお金の出入りが分かりやすいのですが、一日バイトをしたとしてもそのバイトの税金代のためにもう一日働かなければなりません。無常。

 

それでも我々は税金を払うのです。そもそも給料がまわりまわって税金から出ているから?まぁそれもそうなのですが。

私達が生きているこの世界が安全に平和に綺麗に保たれるために、という気持ちで私は税金を払っています。助け合いの精神です。寄付だと思えばよいのです。

納めた分還元してくれ、などと声を荒げたくはなります。なんにも納めていない生活保護の患者がやってきて、ハワイ旅行のお土産をくれたり、予定確認のために取り出した携帯が最新のiPhoneだったりすることにもやもやした感情が湧いてはきます。働いていないお母さんの保育料が無料で児童手当をもらいつつ、産後の家事支援もタダで受けられることに、思わず拳をかかげたくなります。

しかし。彼らが犯罪に走らず生きていけるように、次の世代に負債が受け継がれないように、社会生活を維持していかなければならないのです。

経費でなんでも落とせたり海外に資産を逃すことの出来る富裕層ではなく、頑張ってるサラリーマンクラスの小金持ち程度の我々は搾取されながら、いや違った、お国に奉仕しながら生きていくのです。

元気に働けることに感謝して、さぁ今日も頑張ろう。

 

 

 

はぁ…