勤務医として頑張るとお金が減っていく不思議

最近、子供が保育園に行き渋りをするようになって辛いです。

行ってしまえば楽しそうにしてるみたいで、嫌いな場所ではないようなのですが、やっぱりおうちが好きみたい。朝支度をしている最中に、一生懸命おもちゃや絵本を持ってきてこれで遊ぼう、おうちにいよう、というアピールをしてくるので、もう今日はお休みにしておうちで過ごそうか！と喉元まで出かかっています。

さて、日々の出費を全く把握していない私ですが、結構多くを占めているなと思うのが仕事関連。学会費、医局費、書籍代、白衣やパソコン等々。また、勉強会の参加費用や論文の校正・投稿費用もうちは自分持ちです。研究費を取得すればまた話は別なのだと思うのですが、弱小病院なので地道に症例を集めてたまに学会で発表したり、さらにたまーに論文化したりするのが精々なところ。発表する学会ですら特に渡航費や参加費は出ません。悲しい。

一医者として働く以上、やはり知識のアップデートは必要ですし、日々の臨床での気づきを報告し、欠片でも医学の発展に寄与することは義務だと思っています。上からの無言の圧力もありますし…

でも勉強会や学会に参加したり、発表や論文をまとめるのはお金だけではなくて時間もとられます。病院に遅くまで残ってデータ取りをしても、その時間はあくまで残業じゃなくて自己研鑽。当然残業代も出ません。

家庭を持つ前はそのことに何の疑問も抱かず、元々勉強するのが好きだったこともあり、仕事に邁進できていました。けれど、今はお金や時間を使って勉強することに罪悪感がでてくるし、かといって勉強しないことにも罪悪感があり、中途半端さが否めません。

何もしなくても毎日お金が入ってくれば、バイト全部削って子供と研究に時間をさけるんだけどなあ。人生ままならないものです。